2012年10月25日

【アニメ映画】もののけ姫をもっかいみた【ジブリ】

スネ夫狩りです。こんにちは。

真夜中に目が覚めてしまい、かといって寝付けないため、ふと思い立って昔好きだったアニメ映画でもみるかとDVD漁って見つけました、スタジオジブリの名作、もののけ姫。

10年ぐらい見てなかった作品。

人間の記憶ってのは曖昧なもので、思い込みや勘違いや記憶違いがいっぱいありました。

一例をあげると、もう一回見るまで、僕の頭の中では ゴンザジコ坊 がゴッチャになってました。
10年たつうちに、アシタカはジコ坊と別れずに一緒に旅をして、大タタラに辿り着く という、オリジナルストーリーがいつの間にかできていたのですね。


僕の妄想はおいとくとして、見た感想ですが、
これは実に良くできてる映画だと改めて思いました。

子供の時には、いいものはただ「いい」としか分からなかったのですが、
経験を重ねていくと何処がどうなって何故良いと自分は感じたのかと、自分の思考の追走ができてくるわけです。

まず起承転結がしっかりしており、その時々のシーンで主人公アシタカの考えが明確なのが個人的に良かった。
考えが明確だとはいっても、そこに表現にごり押しがあるわけではない。
アシタカヒコは、痛い時にいたいといったりしないし、ビックリした時にびっくらこいたわあと言ったりもしません。 むしろ口数は少ないタイプの人間。
かわりに、目や動きや、ため息や、ぞわっと逆立つ髪、耐えるように腕を押さえ込む所作に、喜怒哀楽のあれこれが詰まっている。
こうしたアニメ表現の妙によって、観客は自分にできる無理のない範囲で、アシタカに感情移入していき、時に彼と同じく旅をしているかのような没入を得ることができる気がします。
うまいもんだなあと感心することしきりです。

細かい造形や設定の合理さにも大きな破綻がないのも凄いなと感じました。
アシタカの一族は蝦夷っぽい格好と常識を、タタラの女には彼女らの生活やたくましさを、それぞれ感じることができる。
野武士はしっちゃかめっちゃかに突っ込むだけだし、大侍は統制の取れた動きで襲いかかってくる。
その辺の端っこにいるちょい役の登場人物たちにすら、描かれる個性とその立場にまったく無理がないので、非常にわかりやすい映画になっているのですね。
見事なもんだと感じました。

個人的にはもちろん、あまり好ましくないと感じる場面もありました。
あえてとりあげるなら、最後にアシタカがシシガミについて「シシガミサマは死なないよ、命そのものだから」と講釈をしてしまうこと や、全体の造形や話の中に、気持ち悪さが押し出されてしまう場面が多いこと、この二点です。
ストーリーの都合上しょうがないにしても、あえて語らずに読者の感じ方に任せるのが、よりアシタカらしい表現だったのじゃないかと思えてなりません。
また、屋久杉のような原生林や、巨大なイノシシ神、犬神、祟り神、大きなタタラなどなど、重さや気持ち悪さを感じさせる造形は多いのに、軽やかさや天真爛漫な子供などが出る場面がなく、やや偏っている印象を僕は受けました。

主題歌「もののけ姫」の、聞いてて疲れないのに、力のある歌声は素晴らしいと思いました。
まさに古き神が森にいる世界を垣間見せてくれる良曲です。
何度もためしましたが、あの声は絶対に出せないですね、むずかしい。

いや、楽しかった。

みなさんも、最新の流行を追うのに少し疲れた時や、気が向いたら時にでも、むかしお気に入りだった映画やアニメをもう一度見返して見てはどうでしょう。
新しい発見がそこにあるかもしれませんよ。


posted by これオタ講座 at 22:00| Comment(0) | オタクのマンガ・アニメ講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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